[REIVEW] 透明なゆりかご産婦人科院 看護師見習い日記 [Toumei na Yurikago – Sanfujinkain Kangoshi Minarai Nikki]

[REIVEW] 透明なゆりかご産婦人科院 看護師見習い日記 [Toumei na Yurikago – Sanfujinkain Kangoshi Minarai Nikki]

[REVIEW]透明なゆりかご産婦人科院看護師見習い日記: ありのままを見つめる正確な観察眼

双子を産んですぐ奥さんが急死して、茫然とする年下夫。
歳で詐欺男にだまされて身ごもり、産むことを選んだ娘と、案じながら亡くなる母。夫の親に「世継ぎ」を催促されて必死で不妊治療をしていたら、原因は夫の方に…。著者は、産婦人科医院で働いた経験をベースに誕生と死、そして母性愛のさまざまな姿を描いている。

「私には子供がいないし、自分の中に母性のようなものを感じたこともない。たとえ子供がいても、かわいいと思えなくて苦しんでいるお母さんも多い。母性については、どれだけ考えても全然答えが出ない…」。

これは、子供がいる・いないにかかわらず多くの女性たちの本音だと思う。母性は本当にややこしい。一方、著者は1巻で、添い寝中に赤ちゃんが死んで、シングルマザーの虐待が疑われた事件を「しかし自分は、赤ちゃんは愛につつまれて死んでいったんだと思いたかった」、と美しい授乳シーンに託して描いている。母性にまつわる神話や「ねばならない」論にとらわれない著者の正直な思いが伝わってきて、ホッとする。妊娠、出産には人それぞれ色んなドラマがある。

中絶された胎児にそっと語りかける主人公に心がぐっときました。今は一児の母ですが、26年前に身勝手に中絶してしまった過去の自分に今更ながら悔やんでいます。あの時の命は、今の我が子とどう違うというのか……と。たくさんの人に是非読んでみてほしい一冊です。

作者さんのピュアで正直な心。ありのままを見つめる正確な観察眼。素晴らしいですね。今回一番心に残ったのは、第10話「ドゥーラさん」。「出産は孤独な体験です。だからみんなのヘルプが必要なのに」「ハルさんに宿った命の輝きはどこかに必ず残ると思います」など、深い言葉がたくさんありました。直接会っていない人にまでドゥーラのケリーさんお言葉が伝わっていくのも素敵で、ジーンとしました。「ドゥーラか、私もこういうのやってみたいな」と思いました。

13話の「子供嫌いな看護師」の果月ちゃんも、考えさせられるraw manga話で、読んだ時は辛かったけれど、果月ちゃんのお母さんみたいなこういう人もいるんだ、と知る事ができたのは良かったです。虐待ですよね。果月ちゃんが良い方向に変化できたのは本当によかった。お母さんとは縁を切ったほうがいい。幸せになってほしいです。

本当に良い本です。お勧めですよ。中学生ぐらいからなら大丈夫かな。デリケートなお子さんの場合は親御さんがまず読んでから判断することをお勧めいたします。あと「この本を買い与えて終わり」ではなく、ぜひ親子でmanga rawこの本のお話について話し合ったりするのも大事、と思います。ぜひぜひ。

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