[REVIEW] 龍ヶ嬢七々々の埋蔵金 [Ryuugajou Nanana no Maizoukin]

[REVIEW] 龍ヶ嬢七々々の埋蔵金 [Ryuugajou Nanana no Maizoukin]

[REVIEW] 龍ヶ嬢七々々の埋蔵金: さりとて中身も稚拙。

総括すると、どうにも稚拙なライトノベルだった。少なくとも、完成品ではない。次巻に期待?いえ、確定的な不安しかないです。西尾維新好きの少年が、なんとなくチラシの裏に書いてみた。そんな感じ。(実際、西尾維新をリスペクトしてるらしい)ファミ通文庫といえば、投稿された『空色パンデミック』の原型を一年かけて校正し、作者のスキルアップを図ってから出版に至ったと聞く。えんため大賞といえば、あの桜庭一樹を輩出したことでも有名だ。そんな編集部が何を思ってこの作品に大賞の錦を与えて世に送り出したのだろうか。前大賞『吉永さん家のガーゴイル』と比べると、どうしようもないほど見劣りしてしまう。

タイトルからして宝探しをするんだとは想像がつくしかし、探すのは金銀財宝ではなくメインヒロイン?の幽霊が残した不思議な道具そして、この幽霊は自分が住む部屋(主人公も同居する)から外に出られない自縛霊こんなキャラがメインヒロインなのは斬新ではあるが、今後しばりがきつくて物語がちゃんと動くのかという気がするさらに、登場人物の名前が実際には絶対にありえないようなネームだらけで、覚えるのに苦労する主人公の重護(じゅうご)がまだマシに思えてくる、「壱級天災」(親は何考えて付けたんじゃ)「マボロシキ」(漢字で書くとマトモだけど口に出すとすごい違和感)「戦場緋夜」(これは化物語の戦場ヶ原ひたぎをもじったのだろうか)「不義雪姫」(不義の娘ってことだろうか)「黒須参差」(もう三佐でいいんじゃないか)と変な名前のオンパレード西尾維新小説の登場人物の名前がおかしいのは個性として受け取れるが、これはないんじゃないだろうか話はまあ面白いのだが、それぞれのキャラが何をしたいのかよく分からない今後明らかになっては行くのだろうが、つじつまあわせが難しそうだ

八年ぶりの大賞ということで期待して読んだら、見事に裏切られた。薄っぺらいキャラクターが、不思議アイテム(なんでも世界を征服することも可能らしい)を探すraw manga話。トレジャーハントといえばそうだが、あまり謎も大きくなく、謎が明かされた時の驚きも全くない。けど、なぜか謎解きの場面で得意げに謎を明かすキャラクターに、それに本気で驚いている主人公たち……命の危険があるのに、みんな明るく、軽い気持ちで宝を探そうとするから、ギャグものなのかなと思って読んだらそのパロディーネタやら、テンプレキャラを少し捻っただけのキャラやら、中途半端に熱い台詞やらで、読んでいて失笑しかできなかった。ここまで読んでいることが馬鹿らしくなった作品に初めて出会った。特に主人公。なにがしたいかさっぱりわかりません。メインヒロインのために命をかけるとか言っときながら、サブヒロインに心惹かれてると他の人に言ったり、ただの女好き? そのくせ、笑われるのが嫌いとか器の小さいところを見せるし…… まったく応援することができない主人公でした。ファミ通文庫の大賞の格を下げただけの作品。非常に残念。

キャラクターが売り?それはさすがにないでしょう。ニート地縛霊と自称名探偵、あと大家さんといったシリーズ的に重要なポジションを占めるであろうmanga rawキャラクター三人に関しては特徴的な人格を与えられているものの、それ以外はおざなりにも程がある。設定されているのは属性だけで、人格はあまりに凡庸だ。モブと変わらない。だから、たくさんキャラクターが出てくる割には印象に残らず、まるで延々と顔無しモブの会話を読まされている気分になった。なにより盗賊二人と部長氏の適当さは、ちょっと酷すぎる。1巻のキーパーソンじゃないの?彼らは。

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